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怪我のこと
前回記事で”怪我をした”と書いてしまったので、ご心配してくださった方々、ありがとうございますm(__)m
精神的にほんのちょっとだけ落ち込んでましたが、少しずつ回復してるので、気分転換のためと、覚えてるうちに書いてしまおうと思って、その時のことなど記事にしてみることにしました。
ここから先、長いです!猫の話ではありませんので、こういった山での場面に全く縁のない方はスルーしてくださいね!

さて、山歩き=足の怪我・・・と思いがちですが、今回は幸いなことに足は全く痛めてないので最後まできちんと歩けました。怪我した後も予定通りに歩き、頂上も制覇しました。
どうやって怪我したかというと、ぬかるんだ下りの道を歩いてたんですが、その道は一時的にちょっと下りになるので、ストックを長くするのを忘れてました(下山の時は忘れずにちゃんと長くするんですが)。
けっこう勾配もあったので、「あ、長くしなくちゃ!」と思った次の瞬間、つるっと滑りました(汗)。横に滑ったんでしょうね、右手小指下から手首部分までと、それから右こめかみを石に思いっきりぶつけました。

この写真は、それまでずっと上ってきて、鞍部に到着、山小屋が見えた時に撮影したものです。奥の山小屋へ行くには、最初にここを下っていかなければなりません。この写真の撮影数分後にこけました(汗)。
怪我のこと_c0207698_1713720.jpg

この日は一人で来てたので、バスの時間のことなどを気にしながら、時間配分には気を使ってました。撮影に時間をとり過ぎないよう、一眼レフのカメラも持参しませんでした。
↑の写真を撮影してる場所に到着したのが、スタートから3時間後くらいでしょうか。「山小屋まで後30分くらいかな、予定通りだな」と思ったのと、ここまで順調に来れたことに少し喜びも感じてました。
そして、山小屋へ向けて下り始めました。一時的な下りなので、先に書いたように、ストックの長さの調整をやってませんでした。もちろん、これだけが理由ではないのですが、足場が悪い時にきちんとした支え(=ストック)があると全然違います。ああ、調整しなくちゃ、でもこの下りはそんなに長くないし・・・みたいに思いながら、でもやっぱり調整しなくちゃダメだと思った瞬間、滑ったわけです(汗)。

この日は午前中のお天気がいまいちだったせいか、歩いてる人もあまりいなくて、滑った現場からは誰も見えず・・・。でも私自身、強い痛みは感じても意識はあるので、怪我した部分を鏡でチェックしなくてはとリュックを下ろしてごそごそやってたら、こめかみを触った後についた血が手のひらに流れるようにたくさんついてて、それでサーっと血の気が引きました(汗)。
でも自分で処置しないといけないですしね、とりあえずウェットティッシュやら絆創膏やら取り出して、自分なりに処置しました。

そしてまたスタート。振り返って、こけた場所を撮影しました^^; 石がゴロゴロ、ここにぶつけたんですよ(汗)。
怪我のこと_c0207698_1713191.jpg

歩く間、傷口がズキズキしました。右手も痛くて、ストックがうまく握れませんでした。それでも先に進まないことにはどうしようもないし、今以上にどうしようもなくなったらあの山小屋で助けを求めればいいんだと思い、がんばって歩きました(もっと緊急事態になると、山岳救助隊を呼ぶ羽目になりますが、今回はその必要はなし)。
そしてなんとか山小屋に到着。とりあえずトイレへ行って、大きな鏡で傷口をチェック。出血は止まってました。痛みもまだほんのちょっとあったものの、かなり引いてたので、この後しっかりご飯を食べれば最後まで歩けると判断して、そのまま予定通りの行動をすることにしました。

食事休憩の後は目指してた頂上まで歩きました。そしてその後、道をちょっと間違えました(汗)。そこで約30分弱のタイムロスです(汗)。
予定してたバスの2時間後にも最終のバスがあったのですが、できることなら17時のバスに乗りたかったので、ちょっと急いで下山することに。もちろん、滑らないように今回は十分気をつけながら。
でもやっぱり急ぎ過ぎたのかなー、バス停まで後30分くらいになった時、傷口からかなりの量が出血してきました(-_-;)
で、また絆創膏換えたりして、その後無事に帰宅できましたが、目の周りのあざが段々とひどいことになってきて殴られた痕みたいになってきました。
ドイツの病院は土日はしっかりお休みです(救急はもちろん開いてますが、かなり長時間待たされます)。でもその前に、病院行かなくても、冷やせば大丈夫なんじゃない?と軽く考え、病院には行かないことに・・・。
でも時間が経つにつれ段々とあざがひどくなってくるので、昨日の月曜日、かかりつけの病院に行きました。あれこれ診察してもらって、一応大丈夫だけど、破傷風のワクチンの追加摂取をやってた方がいいということと、一応経過観察もやった方がいいということで、明日、また病院へ行くことになってます。

・・・と、長くなってしまいましたが、これが今までの経過です。
最近、本当にやけになって歩いてました。そして今回、かなりの高さまで歩くことができたので、「やればできるじゃん!」と自分を誇らしげに思ったと同時に、気が緩んだのだと思います。

私のブログへは、検索で山歩き関係の記事へ来られる方もいらっしゃるようなので、一応、こういったこともありえるから注意してくださいね・・・ということで、今回のことを書いてみました。
あ、ついでに書いておきますが、山岳救助隊への番号は、ドイツは112、オーストリアは140です!こっちで山歩きをされる方、メモですよ、メモ(笑)!私は携帯のアドレス帳に保存してますー。


「ボクも時々、お世話係の手に怪我させてるけどにゃー、あんなのたいしたことないことが分かったにゃ」
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そうね、その大きな手の中に隠れてる鋭いもの、それも怖いけどね・・・、山での事故に比べればたいしたことないかもね^^;
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「もっと撫でるにゃ~」   うん、撫でるのなんて、お安い御用よ♪
怪我のこと_c0207698_17135313.jpg

でもまた懲りずに山には行きますよー(笑)。気をつけて歩きますっ!!
Top▲ | by alpenkatze | 2014-06-24 18:00 |
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